影と日向。情操教育の対義語は?子育て講座。
おはようございます。昨日に引き続きまして愛媛県東温市にて、今日のお題目は「子育てインストラクター講座 後半」です。
受講生はママさんお二人です!
早速ですが、「情操」という言葉の対義語はご存知でしょうか?
教育熱心なお母さま方なら日頃から「情操教育(じょうそうきょういく)」を大切にされているかと思います。
しかし多くの方は知ってるけど日頃あまり使わない言葉、耳にしない言葉…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもムリもありません、社会や大人たちがあまり重要視してなかったり、大人になったら忘れてしまったり、ひどい時はそんなものお金にならないから役に立たない…。という扱いをされてることが多いのだと思います。
では「情操」とは?
辞書をひいてみると「美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心。
社会的価値をもった感情で、複雑なもの。(道徳的・芸術的・宗教的など)」とあります。
お子さんにとってとても大事なことです。幼い頃に特にしっかりと養ってやりたいものの1つですね。
私たちみらい支部の子育てインストラクターは、ある一つの事柄・物事を一つの視点からだけで視ないようにすることを日頃から学びます。つまり、親の目線があれば、子供の目線があります。これは言うまでもないのですが、日頃の忙しさの中で、つい忘れがちなことですね。
ですので昨日の講座の中でお母さんお二人に「情操の対義語」は何という言葉でしょうか?と、質問してみました。お二人ともあれおれ考えてくださいましたが、なかなか良い答えが見つかりませんでした。
私はこうヒントを出しました。
世の中には目に見えるモノと、見えないモノがあります。
その一つは、まるで日影のような存在だが実はとても大切なもの。
もう一つは、日なたのように明るくて誰でも大切さとありがたさが分かりやすいもの。
この「情操」というのはもしかするとその「日影」のようなものかもしれませんと。
では日陰と日なた、どちらが大切なのでしょうか?という問いに答えられる方はいらっしゃいますか?夏は暑いから日影があると助かるという局所的な答えも良いのですが、広く全般的な視点からみると私はこう思います。
一瞬、日なたの方を優位に思いがちかもしれません。しかしよく考えてみると、いや違うそうじゃないなという事にも気づくはずですね。
そうです、これらは両方あって初めて成り立つもの同士なのです。影と日なた、明と暗、表と裏、柔と剛、内と外、男と女などなど…。
お父さんとお母さんはどっちが偉いの?どっちが上なの?という議論はナンセンスですよね、その両者が揃って命が誕生するのですから。初めて生まれる尊い命はどちらが欠けても誕生しないのです。
もうそろそろお分かりですね。そうです、以下にまとめてみますね。
「体操」=体=身体=目に見えて触ることもできる部分=日なたのような存在。
心を自分自身で操る。心を育てる。
体を自分自身で操る。体を育てる。
どちらかというと「体操」や「運動・スポーツ」の大切さの方が「情操」のそれより世間の認識が高いと思いませんか?
「 心 と 体 」 お子さんたちの健全な発育には、この両方が欠かせないものでとても大切なのです。
たとえ顔や容姿が似ていても、性格、とくに「個性」は違います。ママならそのことも何となくわかってるでしょうからできるだけ合わせてあげてる事と思います。でも調子の悪い日やイラッとする時もあって、そんな時はつい、押し付けてしまうこともあると思います。
そんな場面で助かるのが、目に見えない「個性の違い」をハッキリと覚えて知っておくことなのです。親子の接し方のヒントにされてみてください。
家族であっても親子であっても、心・性格がみんな違います。私たちはその性格のうち「生まれ持った部分」に着目しています。
この性格・個性の違いが思わぬストレスやイライラの原因になっていることが少なくありません。
そこで「知ってしまえば悲劇だったものが、一瞬で喜劇に変えられるもの!」そんなロジックがあるのです。
このISDロジックを活用して一人でも多くのママが楽になるといいですね。
愛媛県松山市の松山城から見た朝の晴れ間です!また一緒に学びましょう。